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意外と説明できない!?会費制と招待制の違い徹底解説!

出会いの場が多様化しているなかで、出身地が様々な組合せのカップルが多いです。北海道の結婚式は会費制という事はメディアなどでも取り上げられているで、もう常識になりつつあります。

ただ、道産子がイメージする会費制と本州の人がイメージする会費制は似て非なるものなのです。出身地が違うカップルが結婚式準備を始める中で1番最初の壁がこの会費制or招待制問題なのです!

本人同士がそれぞれの制度を理解できたとしても、それぞれの親族やゲストからの理解を得ないといけないのが難しいところです。

今回はそんな迷えるカップルの為に、この記事を読めば会費制と招待制を完全マスターし、親族やゲストに上手にプレゼンできるように徹底解説します!

目次

本州の人がイメージする会費制

本州の人が会費制の結婚式と聞くと、ほとんどの人が1.5次会のようなカジュアルなものをイメージするそうです。結婚式場ではなく、カジュアルなレストランで立食パーティもちろん席札もなければ引き出物も無い。このようなイメージを持たれる事をまずは理解しておきましょう。

しろ

「会費制の結婚式です」と言った時に、「結婚式はしっかりやった方が…」と言われるのはこのイメージの違いがあったのね!

ごま

会費制と言ってもしっかりとした結婚式場で開催するなんてイメージが大きく変わった!

しろ

同じ会費制というワードでもここまでイメージするものが違うなんてビックリ!

会費とご祝儀の違い

招待制と会費制の結婚式ではゲストが支払うお金の呼び名が変わります。招待制はご祝儀会費制は会費となります。呼び名が違うだけではなく金額や支払い先・支払い方法も違います!

金額の違い

2022年の北海道の結婚式の会費の平均は¥19,000程です。ひと昔前までは¥15,000が主流でしたが年々金額が高くなってきています。料理自慢のレストラン会場なんかでは¥20,000の会費設定の結婚式場もあります!

それに対してご祝儀は、ゲストとの間柄により金額が異なる傾向にあります。親族の場合は¥50,000〜¥100,000が一般的で、友人は¥30,000〜¥40,000、職場の上司は¥30,000〜¥40,000が主流と言われています。

しろ

北海道の会費制の結婚式に慣れていると、ご祝儀がどうしても高く感じてしまう…もちろんお祝いしたい気持ちはあるけれど、ご祝儀貧乏と世間で言われるのがよくわかるなぁ…

目的の違い

呼び方も金額もかなり差がある会費とご祝儀。実はそもそもの目的が違うものなのです!

会費は、純粋に支払うゲストが披露宴中に食べる料理代金として考えられています。ご祝儀は、結婚する新郎新婦にお祝いの気持ちを表すために贈る金品の事を指します。

その為、会費は主役である新郎新婦が設定しますが、ご祝儀に関しては支払うゲストが金額を決めます。

時々、「結婚式費用を節約する為に会費を高く設定し料理ランクを下げ、差額を準備資金にしたい」という相談を受けますが、この方法はあまりおすすめではありません。

なぜなら、会費=ゲスト料理代金という前提があるので料理で節約をすると、ゲストが「¥20,000も払ったのにこのクオリテイ!?」と結婚式への満足度が下がってしまうからです!

支払い先の違い

それぞれの目的の違いにより、会費とご祝儀とでは支払い先が変わります。

会費は料理代金なのでゲストが結婚式場へ直接支払い、ご祝儀は新郎新婦へのお祝いが目的なのでゲストが新郎新婦へ渡します。

ご祝儀には新札を用意する事がマナーとされています。新札を用意することで「結婚式を楽しみにしていたので、こちらも準備をしっかり整えていました」とい意思表示になるからだそうです。逆にお葬式の香典では旧札を用意します。理由は「急な訃報で、お金を準びする時間がなく財布にあるお金から用意しました」という意思表示の意味があるそうです。

支払い方法の違い

支払う相手が違う為、支払い方法も全く異なります!

会費の場合は当日会場の受付でゲストが財布から支払います。会費制に慣れ親しんでいる人は当たり前の光景ですが、本州の人がみるとかなり驚かれます。

なぜなら、ご祝儀は新札を用意して…ご祝儀袋の種類に注意して…お札の向きを気をつけて……など細かくマナーがあるので正直結構気を使います。

ご祝儀袋にお札を入れる時は全てのお札の向きを揃えて、中袋を開いた時に肖像が印刷されている面が上になるように包みましょう!

最近の結婚式では、感染症予防対策の意味合いもあり会費を結婚式当日ではなく事前に銀行振り込みを奨励している結婚式場もあります。受付をスムーズかつ三密を回避できます。

受付の違い

上記でご説明した会費とご祝儀の違いにより受付方法も変わります。

会費制の受付はシンプルで、ゲストが会費を受付係に支払った後に席次や主役の2人のプロフィールなどを受け取り自分の席へ向かうだけです。

招待制の受付は、まずご祝儀を渡し芳名帳に名前を記載し、御車代などがあれば受付して係から手渡されることが多いです。受付係は、ゲストの名前を確認して、芳名帳に記入してもらい、渡すものもゲストによって違うのでミスの無いように細心の注意を払います。

招待状の違い

これはあまり北海道の人も気付いていない場合が多いですが、厳密には会費制と招待制ではゲストへの案内ツールが違います。会費制の場合は案内状、招待制の場合は招待状となるのです。

こちらもちょっとした呼び方の違いかと思いきや、本州の人が会費制の案内状を受け取ると驚かれるそう。主役の新郎新婦からゲストに郵送され、出欠の可否と食材アレルギーを書いて返信する。という大まかな役割と流れは同じです。

大きく異なるのはゲストの当日持参する金額の記載・指定があるかどうかなのです!

会費とご祝儀の目的の違いでも記しましたが、会費は当日のゲストの飲食代金なので主役である新郎新婦が金額を決めゲストに事前に知らせる必要があります。

対して、ご祝儀は結婚する新郎新婦にお祝いの気持ちを表すために贈るものなので、主役から金額を指定されることは絶対にありません!

この違いはかなり重要で、案内状を発送する前に招待制しか知らないゲストにはしっかりと説明をしないと、「お祝いの金額を指定するなんて、非常識!」と言う誤解を与えてしまいかねないのです!

結婚式場で発行される見積りは会費制だったとしても招待状と表記されている場合がほとんど!会費制に慣れている人はあまり気にしないが、招待制に慣れている人が招待状として受け取ると驚かれます。

会費制のメリット

ここまで会費制と招待制の違いについて説明してきました。何やらややこしい部分も多いかと思いますが、会費制は新郎新婦にとってもゲストにとってもメリットが多いスタイルだと思います。会費制か招待制に迷った時はこちらメリットを参考に検討してみてください!

メリット①|結婚式に必要な金額が想定しやすい

招待制のご祝儀はあくまでもゲストからのお祝いの気持ちなので実際にもらえる正確な金額は、結婚式後にご祝儀を開封しない限り誰にも分かりません。

もちろん一般的なご祝儀の平均価格はありますが、ゲストの出身地エリアにより平均価格は多少前後すると言われています。その為、想定していたご祝儀よりも実際もらえたのは少ない…なんて事も。

一方で会費制の会費に関しては、全てのゲストが一律で金額が決まっているので会費総合計が一目瞭然!

結婚式場から出される見積り総額から会費分を差し引きすれば、自分たちが実際に支払う自己負担金額がはっきりするので結婚式の予算組みがしやすいです!

メリット②|ゲストの御車代やホテルの用意は不要

会費制の特徴で意外に知られていないのが、ゲストへの御車代やホテルの用意の必要は無い事です。

理由は、本来は会費制の結婚式の主催者は新郎新婦ではなく発起人という立ち位置の人なので、新郎新婦がゲストへの御車代金や宿泊費用を負担する義務は無い…と小難しいものがありますが、現在の結婚式の考え方でいうと招待制よりも会費制の方が参加費用を抑えられるのでゲストの負担が少なくなると捉える方が多いです。

ただし実際は、遠方からわざわざ来てもらうのに御車代を用意しないなんで非常識と思われないかな?と考える人も多いようで、ゲストとの間柄によっては少し御車代を包んでいる場合もあるようです。

メリット③|受付が混雑しない

会費制の受付は、芳名帳の記載もなければ御車代などのゲストによって案内や渡すものが変わる事がないので受付がとってもスムーズ!

受付で長蛇の列になることも少ないので、ゲストのストレス軽減にもなり、なんと言ってもこのご時世、3密を避けられるのが最大のメリットですよね!

メリット④|新郎新婦の持ち出し金額が少なくできる

よく聞かれるのが会費制と招待制の結婚式どちらが高いのか?ということです。これは、少し難しい質問です。なぜかというと、例えば同じクオリティの結婚式を田舎の北海道と都会の東京とリゾートの沖縄で執り行うとした場合でもやっぱり地域によって料金は変動します。

沖縄であればリゾート価格となり、そもそもの価格設定が高いですし、東京も式場の土地代や家賃が田舎と比べると高いので、やはり割高です。

なので結論は結婚式の制度で料金が変わるというよりは、その地域によって価格変動があるが現実的な表現です。

ただし、ここでお伝えしたいのは、会費制の方が圧倒的に新郎新婦の持ち出し金額が少ないということです!

理由をご説明します!会費の役割はゲストの当日の飲食代金でしたよね?これは重要ですので覚えておいてください。

現在の料理代金(会費)の平均は約¥19,000〜¥20,000が主流です。ゲストが仮に100名規模の結婚式の場合、必要な料理代金は、¥20,000×100名=¥200,000となります。なんと料理だけで200万円!

招待制の場合は、このゲスト全員の料理代金を一括で会場へ支払うのは新郎新婦なのです!もちろん後からご祝儀をいただけるので全額新郎新婦の負担になるわけではありませんが、他にもドレスやタキシード 、会場のディスプレイなど費用のかかるものは沢山ありますし、¥200,000を実際に支払うことを考えると資金繰りも不安になります。

ただし、会費制の場合はこのゲスト料理代金¥200,000を新郎新婦が負担することも立て替える必要も全くありません!なぜなら、会費(料理代金)は、ゲストが当日に会場へ直接支払われるからなのです!

なので会費制で結婚式をする場合は、新郎新婦が必要最低限手元に用意しなければならないお金が、招待制と比べると200万円も少なくなるのです!

まとめ

現在は結婚式も多様化してきているので、ゲストによって会費制と招待制の両パターンを招取り入れるなどの新しいスタイルを選択される方もいるようです。

会費制に馴染みのないゲストにどう説明すべきか悩んだときは、担当プランナーとの打ち合わせでも相談してみてください。経験豊富なプランナーであれば、今までこんな対応しました。などの前例も教えてくれます。

少しややこしい2つの制度ですが、少しでも参考にしていただければ嬉しいです!

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