はじめに、この記事は北海道旅行を純粋に楽しみたい方、道内の観光名所を参考にしたい方に向けたものでは決してないことを宣言しておく。
ある日、地元の仲間から連休を使ってクレイジーな企画をしようと連絡がきた。
徒歩の旅に関しては、札幌から滝川まで己の足のみで到達する意味不明な企画だったので即却下。
残り2つの候補だが、今思えばどう考えても難易度的に『北海道一周>北海道の最端めぐり』なのは明確だった。しかし、思慮が浅い我々は響きが良いからという理由で北海道一周に決めました。
そうと決まれば早速人数集め!この旅がどれほど過酷なものになるか想像もできないメンツを集めて計4名(♂)で挑むことに。
改めて記載しておくが、これは3日間というリミットがあることを忘れないで欲しい…
北海道一周に必要な予備知識
北海道に住んでいる人も、そうじゃない人も『北海道一周』してみたいと考えた人は少なからずいるだろう。
しかし広すぎる土地ゆえ道産子レペゼンを気取っていながら、実は北海道のことを何も知らない。という道民は意外と多いのです…
周りの友人で札幌近郊から出たことがなく旭川すら行ったことがないという知人もいます。なので、まずは北海道一周の距離や移動手段、およびオススメの時期を紹介します。
北海道一周はどの時期がベストか
「北海道旅行するならどの季節が良い?」
と道外の知人に割とよく聞かれます。その答えは『札幌雪まつりに行きたい』『流氷を見てみたい』『知床五湖で自然を感じたい』など何を目的にするかで変わります。
今回のように、北海道一周するには夏が一番ベストでしょう!
冬だと、長距離の雪道を道外の方は運転できないでしょう。そもそも冬の北海道は通行止めラッシュなので物理的に無理ですね…
春も冬と同じですが、知床方面など場所によっては残雪で通行止めの可能性があります。5月でも余裕で雪ありますからね(笑)
秋は、夏と同じくらいオススメですが天気が崩れやすいので、満足いく北海道旅行をするには博打要素が強い気がします。
短期間の滞在で、スケジュールを調整しやすい方であれば問題ないでしょう。紅葉の時期は本当に綺麗なのでぜひ!何卒!
消去法というわけではないですが、夏に来てください!湿度も低く過ごしやすい環境なのできっと一度きたら虜になること間違いなし!
北海道旅行の移動手段
旅行会社による北海道ツアーは、格安のものから豪華なものまでさまざまです。
北海道一周を謳うツアーもありますけど、あくまで北海道の主要都市部を巡るような内容であり、本当の意味での北海道一周にはなりません。
残念ながらツアーで北海道一周はできないようです。
でも安心してください!北海道のレンタカーは安価で契約できるので、運転免許さえあれば出費を抑えて自由度の高い旅ができるでしょう。
免許があったとしてもバイクの旅はオススメできません。バイクで一周する方々をよく見かけますが、車と違って気軽に睡眠もとれないのでかなり体力勝負になると思います。
ライダーハウスは各所にありますが、二輪と北海道への愛が少しでも足りないと生まれてきたことを後悔するでしょう…
とにかくイージーモードで北海道旅行をしたい方は、安パイきって車にしましょう!
3日間の北海道ツアーで準備するもの
何をするにも準備が大事です、PDCAサイクル回すにしてもPLANがしっかりできてないとDOできないっすよね?
実際にかかった費用
北海道に限らず、旅行するならどれくらいのお金が必要になるか気になるかと思います。
道外にお住まいの方は、場所によって飛行機代が変わるので格安航空のサイトでも見てご確認ください…笑
まず、3日間で発生した費用(個人の)ですが、少し曖昧な部分もありますけど2万円以内でおさまったはずです!記憶と家計簿アプリを見直してみましょう。
内容 | 金額 |
ガソリン代 | 8,500円 |
車の保険代 | 1,500円 |
食事代 | 6,800円 |
お菓子・ドリンク代 | 2,000円 |
知床五湖の駐車料金 | 500円 |
3日間の北海道旅行でかかった費用は約18,800円でした!(几帳面な性格ですがもしかしたら家計簿に抜け漏れあるかもしれないので”約”と表記してます)
いかがでしょうか?これほどまでに安価で北海道を旅した人はいないのではないかと自負できます!友人の愛車(レガシィ)を酷使させることでレンタカー代を抑えられたのは大きいです。
あとギリギリのスケジュールであったため宿をとることができなかった(?)のも経費削減につながりました!レガシィ内でとる仮眠は最高ですよ♪
食事代も3日間で6,800円と格安な理由ですが、3日間で外食をしたのはわずか3回で残りは全てコンビニ飯だったからです…
極限まで経費を抑えて旅しても、残るのは達成感よりも虚無感のほうかもしれません。
持ち物的な
この見出しはなくても良いかなと思いますが、念の為。定期的に旅行している方には当たり前すぎるかもしれません。
さらっといきます。
ざっとこんな感じですかね?色々書きましたがぶっちゃけクレカと免許証さえあれば余裕でっす!
逆にこんなものあれば良かったなーと言えるものは、交通違反にならないレベルのサンダルですかね。
正直、かなり長時間運転するので足元はかなり大事です!ブーツなんて間違っても履いちゃいけませんよ?とにかく足元のストレスを少しでも軽減させる靴を選びましょう!!
KEENの靴があれば長時間の運転でもアウトドアでも普段づかいでも役立っただろうなー…
北海道一周の距離は○○○
漠然と北海道一周と言ってますが、距離で計算するとどれくらいになるのか…
画質が悪くて恐縮だが上図を参考にして欲しい。北海道一周するにはひたすら海岸線を走る必要があるので、このようなルートになります。(根室方面のルートが若干おかしくなってますがご愛嬌で、何卒!)
Google検索で「北海道 一周」と検索して表示された記事を見る限り北海道一周はだいたい2,600km~2,800kmと記載されてました。
しかし我々が実際に北海道一周した結果、走行距離は2,443kmでした!(しっかり海岸線を走りました)
これから北海道旅行や一周をしたいと思う方がいれば、かなり信頼度の高い情報なので参考になるでしょう!(たぶん)
北海道一周に必要な日数
結論から述べますと我々は3日間(厳密に言うと53時間)で楽しい北海道周遊ツアーを敢行しました。自分で言うのもなんですが、これよりもタイムを縮めて北海道一周することはほぼ不可能だと思ってます。
というのも、今回の企画は『観光』の2文字を削ぎ落としたただの北海道ラリー※に等しい旅でした。
※ラリー=自動車の耐久競技大会
北海道の主要な観光地を巡ることになれば、それこそ最低でも1週間はかかると思います!
我々は社畜の鑑なので、そんな長期間好き勝手できる身分ではありません。ノマドワーカーくそ○らえです☆
観光名所は長くても30分の滞在しか許されません…(詳しくは後半の備忘録にて)
ちなみにこの53時間の中に睡眠、食事などの時間も含まれています。基本、睡眠も食事も移動中の車内で済ませていましたが…
ここまで読んで察しがついてると思いますが、冒頭に記載したように北海道を満喫したいという方には正直参考にならないでしょう。
美味しい料理を食べて〜大自然を感じて〜夜はちょこっと飲みに出て〜眺めの良いホテルでゆったり〜と、キラキラ北海道旅行をイメージしている方は、今すぐこの記事から離脱することを提案します…
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読了する覚悟ができたのですね?ここからは今まで以上に自己満の世界になるので、何卒お付き合いください!
約2,400kmってなんぼのもん?
北海道を海岸線に沿って一周すると約2,400kmとお伝えしました。でも実際どれくらいの距離なのかすぐにイメージできる方は少数でしょう。
Google Mapで東京都から山口県西部の下関までの距離を調べてみると、片道で約1,000kmでした。
この距離を往復しても北海道一周には至りません。関東に住んだことないので全くイメージは湧きませんが、東京から大阪まででも遠いんですよね??
日本一過酷(?)な『北海道ラリー』
「我が北海道のラリーは世界一ィィィ」とシュトロハイム風に言いたい。なぜなら我々は世界一過酷と呼ばれるダカール・ラリーと1日の走行距離だけ見ると変わらないのだから。
ダカール・ラリー
砂漠や荒野といった道なき道をとにかく走り、ゴールまでの総合タイムを競うレース。
世界一と呼ばれる所以は、常人じゃ考えられない走行距離であり、2週間で8,000kmという長き道を走る。
コースは毎度変わるが、だいたいヨーロッパ〜アフリカで行われる。
ダカール・ラリーでは1日の走行距離は1,000km以上になることもあるらしい…
しかし北海道一周ラリーでは、2,443kmを53時間で敢行したので1日の走行距離に換算すると…
2,443km÷53時間=46km(1時間あたりの走行距離)
46.1km×24時間=1,106km(1日の走行距離)
※小数点以下は切り捨て
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ダカール・ラリーに完全勝利!!
「貴様らは4人で交代しながら走ってるだろが!!」などの批判はご勘弁を。だって僕ら素人ですもん…
結局のところ、この章で何が言いたいか。
「こんな旅、もう一生やらねーよ」
まとめ
まず最初に皆さまにはお詫びしなければなりません。
この記事では、北海道一周旅行に関して必要な予備知識と実際の旅行記的な内容で書こうと思ってました。
しかし、執筆をはじめると予備知識だけどなかなかの文字量になってしまったので2部にセパレートすることに決めました。
予備知識はあくまでプロローグで、旅行記をメインにしようと考えていた私の痛恨のミス。
考える猶予まで与えたのに大変恐縮です…
ある程度、記事の構成案を作成してから執筆をしなければこのような事態になってしまうと自戒も込めてここに記録します。
続きをお楽しみに(?)
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